まってる。
著者名:デブィッド・カリ/著 セルジュ・ブロック/イラスト 小山薫堂/訳
出版社:千倉書房 本体1,500円+税
ヨーロッパで好評の絵本です。
ひとりの男の子が成長していきます。
そして人生の節目節目で「待ってる」ことが、イラストとともに綴られています。
おにいちゃんってよばれる日をまってる。
ママのケーキがやけるのをまってる。
彼女との再会をまってる。
「いいよ」っていう返事をまってる。
ぼくたちの赤ちゃんをまってる。
男のかな?女の子かな?まってる。
「心配ないですよ」というひとことをまってる。
「さよなら。ありがとう」って言わなきゃいけない日を・・・
今、あなたは人生のどこにいるのでしょうか。
この絵本で、あなたの物語を見つけられるかもしれません。
養生訓 現代文
著者名:貝原益軒/著 森下雅之/訳
出版社:原書房 1,470円(税込)
江戸時代の儒学者、貝原益軒が書いた養生法の現代文訳です。
本書からは、人が健康に生きていくためには、ごくあたりまえの生活が大切、と教えられます。まず、人生観。『人生は楽しむものである』、『富より健康』、『欲望を慎む』などと。日々の食事では『腹八分がいい』、『気持ちよく食べる』、『旬でないものは食べてはいけない』。季節別の養生もあります。『春の用心』、『夏の滋養』、『秋風に注意』、『冬はおとなしく』。さらに、医の選び方、薬の用い方、お灸のしかたなども述べています。
養生訓の現代文訳の書籍は、ほかにも多数。読みやすいものを選ぶとよいでしょう。
漢方上手
著者名:三浦於菟/著
出版社:源草社 1,470円(税込)
「漢方薬やツボとかハリって、みんな東洋医学でしょ。昔からあるし、自然の治療だから体にやさしそうだね。だけど、詳しいことはあまり知らないなー」
大方、東洋医学に対するイメージはこんなところでしょうか。
本書では、東洋医学の歴史、東洋医学の理論・生命観、東洋医学による病気の考え方・治療方法、漢方薬の話などが、質問形式で分かりやすく解説されています。
とくに漢方薬治療に関しては盛り沢山の内容で充実。イロハすべてが分かります。漢方薬を飲んでいる人、これから飲んでみようと考えている人の素朴な疑問に対し明快な回答が。
ちなみに文体もどこか漢方ぽく温かみがあります。
著者は東邦大学医療センター大森病院東洋医学科の医師。中国留学経験も積んでいる漢方医。
こうすれば病気は治る 心とからだの免疫学
著者名:安保徹
出版社:新潮社 1,050円(税込)
最近話題の免疫学です。自律神経のアンバランスが白血球に影響を与え、その結果病気が生じるといいます。だから病気を治すには自律神経を整えることだ、という提唱です。
自律神経は血管、心拍、呼吸、内臓などの働きを調整するもので、交感神経と副交感神経の2系統の総称です。白血球は、細菌を貪食する顆粒球や免疫を司るリンパ球などから成ります。
自律神経は、仕事や運動などの活動時には交感神経が、安静時や睡眠時には副交感神経が優位に働きます。白血球との関係は、強いストレスを受けると交感神経の働きが過剰となり顆粒球が増えます。逆に運動不足も含め刺激が少ない生活習慣の場合、副交感神経が働きすぎリンパ球が必要以上に増加します。
免疫学者の氏は、顆粒球が多すぎる人は病気を生じやすいといいます。反対にリンパ球が多すぎる人は、アトピー性皮膚炎などのアレルギー疾患にかかりやすい体質だといいます。なので、病気の人は顆粒球を減らす、つまり交感神経過剰状態(ストレス)を和らげる。アレルギー体質の人はリンパ球を減らす、つまり屋外で太陽を浴びたり運動したりして交感神経に刺激を与え、副交感神経優位の状態から抜け出す。こうすれば病気やアレルギー体質が治るといいいます。
また氏は、対処療法的な消炎剤や鎮痛剤の安易な服用は、病気の治癒を遅らせるだけで逆効果だと警告しています。
実はこの理論、東洋医学の考え方と親和性があります。
陰陽論というのですが、自然界(人も)すべてを陰と陽に分け、その調和が大切という考えです。
こんな関係になります。
自律神経は、交感神経=陽、副交感神経=陰。
白血球は、顆粒球=陽、リンパ球=陰。
鍼灸治療を受け、体の軽さ、爽快感、リラックス感などが得られることは、決して珍しいことではありません。不均衡だった自律神経がバランスよく調整された表れなのです。結果、体の不調が治るわけです。
今日から自分でできる漢方養生法
著者名:邱紅梅 他
出版社:オレンジページ 999円(税込)
女性の生理状態からみた漢方的な体質の見分け方と、その体質改善の方法を生活習慣、食べ物、ツボマッサージなどでアドバイスしてくれます。医食同源という言葉があるように食養生、薬膳、中国茶と、漢方のエッセンスが満載の本です。さらに不妊、がんに関する解説も漢方の考えでわかりやすく書かれています。
この本一冊で、漢方、東洋医学の世界がグーンと身近に。
常備薬ならぬ常備本としてお持ちすることをおすすめします。
著者の一人、邱紅梅先生の漢方薬局を紹介します。 桑楡堂薬局
「体を温める」と病気は必ず治る
著者名:石原結實
出版社:三笠書房 1,365円(税込)
漢方の考えにそって、体を温めなさい、とイシハラクリニック院長がすすめています。冷えは万病の元、ならば体を温めてあげる。そして病気が治る。ひとの治癒力を引き出す、力ずくではない優しい治療方法です。
これは鍼灸が体を温める治療を重視するのと同じ指向です。
本には温めることがなぜ良いのか、体を温める食べ物、入浴法、さらに病気別の温め方が書かれています。氏の著書には同類のものが多数あるので、どれか一冊選ばれるとよいでしょう。
体を温める食材とレシピ
著者名:石原結實 田村直美(料理)
出版社:日本実業出版社 1,365円(税込)
肉、魚、野菜といった食材別の体を温める料理、味噌汁、スープなどが110品。写真をみるとどれも美味しそうなので、毎日の献立が楽しくなりそうです。
ベースとなる考え方は、なるべく旬の食材をとり、温める作用をもつ食材を加えるということです。
五訂 食品成分表
著者名:香川芳子 監修
出版社:女子栄養大学出版部 945円(税込)
栄養学の豆単というべき本で毎年出版されています。
食品ごとにたんぱく質、脂質、糖質、ビタミンなどの成分割合がひと目でわかります。その数は1800以上で、毎日口にする食品はほとんど網羅されています。食べ物の栄養バランスに気を配りたい人には、なくてはならない本。
リーズナブルな価格に対し、その情報量は相当なものです。
からだの自然治癒力をひきだす「旬の食材」
著者名:土橋よみ子 監修
出版社:サンマーク出版 1,785円(税込)
本の題名のとおりです。季節ごとの旬の食べ物を紹介しています。中医学の考えで書かれているので、漢方・東洋医学に関心がある方には興味深いと思います。もちろん栄養学にそった記述もあります。
中医学:鍼灸、漢方薬、気功、薬膳の共通理論。食べ物の作用について体を温めるもの、冷やすものなどと分類します。
旧暦と暮らす
著者名:松村賢治
出版社:ビジネス社 1,680円(税込)
旧暦を知ると自然の季節がよくわかります。2004年の春は1月22日からで、例年になく早い訪れのようです。梅の咲き始めもそのころでしょう。春の期間も例年と比べ1ヶ月長いです。暦が季節の変化と一致しているので、旬の食べ物が出回る時期も予測できます。
また本書では、月の満ち欠けが、子宮内膜症の痛みと関係あることに気づいた人の話しなども紹介されています。
お医者さんがすすめるツボ快癒術
著者名:代田文彦
出版社:講談社 1,470円(税込)
家庭で手軽にできるお灸の本。頭痛にはこのツボ、便秘にはこのツボと教えてくれます。
また、実際の治療例も書かれているので、とても実践的でわかりやすいです。
一般向けに書かれていますが、鍼灸師が読んでも大変参考になる本です。


小さな図書館
開館時間:午前9時〜翌日の午前9時 休館日:無休 蔵書数:11冊
スタッフ:館長1名
開館記念日:2004年1月4日