2008年
228号 8月31日(日)
何よりも嬉しいのは疲れにくくなったことです
Hさんは毎回の治療のたびに、喜びの声を聞かせてくれる。
前回の時には、生理状態が良くて「ビックリしました」と。 周期に安定が見られ、経血の色がきれいな赤となり、量も増え、しかも出血はピタッと止まった。
そして今日は、卵胞が速やかに成長し、排卵の確認も1回の通院で済んだと話してくれた。 「いつもはバイトの帰りに何回も病院へ行ってたんですが、今回はそれがなくて楽でした!」
このように鍼灸と相性の良いHさん、「何よりも嬉しいのは疲れにくくなったことです。 母や主人はすぐ疲れたと言うんですが、私はそうならないんです」と笑い顔。
「ちょうど2週間ぐらいたつと疲れを感じてきて」 いいタイミングで鍼灸の治療だ。

227号 8月24日(日)
肩のハリで腰にくるんですけど
東洋医学には陰陽という考え方がある。
体を通る経絡も、その陰のグループと陽のグループに分けられている。
Kさんが言った。「肩のハリで腰にくるんですけど、それはなぜなんですか」
ハリを肩中兪(けんちゅうゆ)というツボに刺したら、その刺激が腰へ届いた。
肩中兪の経絡は太陽小腸経といい、腰周辺のツボは太陽膀胱経という。 この二つの経絡はルートがつながっており、しかもともに陽のグループ。
そして陰陽の考え、空は陽、地面は陰。なので陽の経絡では、気の流れが上(空)から下(地面)に向かう。
Kさんが感じた現象は、この陰陽による気の流れの方向と一致している。
「その反対もあるんですか?」
手足の内側を通る経絡では、気の流れは下から上に向かっていく。これらが陰のグループだ。
Kさんは「へえ〜」と感心してくれた。

226号 8月17日(日)
行っておいで、行っておいで、って
治療を受けながらTさんが家でのことを話してくれた。
「私、よく怒るんですね。やはり仕事してるとたまるものがあるんで」
仕事からくるストレスは気の流れを悪くし、どうしても怒りのスタンプを集めてしまう。 Tさんは、そのスタンプをはがしてはご主人に投げつけてしまうようだ。
「でもここに来て帰ると、怒らないんです。1週間ぐらい持つんです」とにこにこ笑顔。
鍼灸でTさんにはプラスのストロークが伝わる。その結果、気の流れは良くなり、スタンプもためない。
なのでご主人は、鍼灸に 「行っておいで、行っておいで、って」 と言ってくれるとか。

225号 8月3日(日)
背中の気持いいものは何ですか?
「背中の気持いいものは何ですか?」
Uさんにしてあげたのは、たわしマッサージ。治療の定番メニューだ。
これで背中の自律神経バランスに効くツボや内蔵につながるツボを刺激する。 経絡でいえば、膀胱経と督脈とよばれる2本のルートだ。
「どこで買えるのですか?」Uさんはたわしを大いに気に入ってくれた。
購入先は、あの店この店にリンクしてある京都の店。 「主人が京都なんです」この夏は帰省の予定という。目を輝して「買いに行ってみます!」
(写真 本白根山 8月4日)

224号 7月27日(日)
ガックリ
朝からうだるような猛暑のなかをAさんが到着。 「あ〜、ここは涼しい!」
「冷たいものばかり飲んでいるんで食欲がなくて」
治療はまず背中。ハリをうって、まず体のスイッチをリラックスモードに切り替える。 Aさんはさっそく静かな眠りに入った。
続くお腹側の治療では、お灸で冷えた胃のツボを温める。 さらに足裏のツボ押しで疲れぎみの腎にもアプローチだ。
目が覚め、手足の伸びをグッーと1回。「あ〜スッキリ。よく眠れました」。
さて次回の予約。Aさんには専用の曜日と時間の指定席がある。 しかし次回は運悪く夏休みと重なってしまった。「ガックリ」

223号 7月20日(日)
もっと早くここに来ればよかったです
Nさんの基礎体温グラフは何年もの間、毎周期いつも大きな上下変動でガタガタ。
それがこの周期、体温はピタッと安定しグラフの線は、低温期、高温期ともほぼ真直ぐ。きれいな二相。 「前と全然違うんです。もっと早くここに来ればよかったです」
Nさんは不妊治療歴が長い。鍼灸も長年、ほかのところで受けてきた。
背中や足には、直接灸の大きなヤケド痕がくっきり残っている。 ものすごく痛いハリや熱いお灸を毎回ガマンしてきたそうだ。まるで、苦行だ。 それと、あれをやってはダメ、これをやってはダメ、と指導もネガティブ。
これでは気のめぐりが滞るばかり。基礎体温に関係するホルモンの働きに影響があっても不思議ではない。
さて、治療の済んだNさんは和みの笑顔だ。「気持良かったです」。気はスムーズにめぐっているようだ。

222号 7月13日(日)
先生もお元気で
Yさんの日本を発つ日が近づいてきた。
今後の体外受精を海外で行うか、一時帰国しながら行うかの結論出しに、いま悩みに悩んでいる。
いろいろ話を聴かせてもらった。
”何回か移植を繰り返せば必ず妊娠する”、という医師の言葉に励まされてきたものの、結果は出ない。 高めのFSH値にも先々の不安がつのる。Yさんの目からは涙が。「悲しくなっちゃう」
ずっと、ひとりで焦っていたようだ。「しばらくゆっくりしようと思います」
きょうは1年ぶりの鍼灸。久しぶりのベットにうつ伏せだ。
「先生は湘南台に住んでいるんですか?私、以前に見かけたんです。遠かったので、声をかけられなかったんですけど。 ドトールのそばの階段を下りていくところを見たんです。私はファミマから出たところで。 ブログにあった遅延証明書が湘南台だったので、あのときはやっぱり先生だったんだと思って」
治療のあとのYさんの表情には、どこか晴れ晴れしたものを感じる。
2週間後は飛行機の中だ。「先生もお元気で」 心にしみる言葉をもらった。

221号 7月6日(日)
最後のクルッ〜は、何ですか?気持いいんですけど
「最後のクルッ〜は、何ですか?気持いいんですけど」
Sさんには治療の終了時に、兪府(ゆふ)というツボを指先で円を描くように数回なでることにしている。
場所は胸骨の一番上、のど元にあるくぼみから下へ2〜3センチ、さらにそこから左右へ2〜3センチ離れたところ。 ちょうど鎖骨の下際あたりに位置する。
このツボへのクルッ〜は、苦痛となる感情を開放し心理面を癒すセラピーテクニックのひとつ。
Sさんからの問いかけには、半分おまじない、と。「あっ、そうですか!」と愉快そうに笑う。

220号 6月29日(日)
また来ますね
Kさんにとって初めての胚移植はうまくいかなかった。
判定結果を知らせてくれたメールには、『期待してただけあってショックでした。いろいろやれる事はやったのに・・・』。
落ち込んだ気持も少しずつ落ち着きを取りもどし、きょう来院してくれた。
Kさんは、着床しないのは何でなんでしょう、と問う。その切ない胸の内を想う。
病院は、ご主人の仕事の都合もあって、しばらくお休みすることに決めたという。 鍼灸にはときどき来たいとも話してくれた。
ドアを開けて帰るKさんに、また顔を見せに来てね、と見送った。
「また来ますね」、笑顔でこたえてくれた。

219号 6月22日(日)
1か2ぐらいで、もう普通です!
生理痛に耐えながら来院してくれたYさん、見るからにつらそうな面持ちだ。
ちょうど生理1日目にあたってしまい、お腹や腰が痛み、頭も重いという。
今日は、生理痛のハリを追加だ。刺すところは仙骨のジリョウという女性のツボ。 ハリの周囲が見る間に発赤してきた。発痛物質が流れているようだ。
頭の重さをとるには百会(ひゃくえ)のお灸が有効。こめかみのツボ、太陽にもハリだ。
そして治療の終えたYさんが開口一番、「頭がスッキリしました!」。 表情にもいつもの明るさがもどっている。
「体も軽いです」 生理痛の変化の度合いをたずねてみた。 治療前を10としたら、今は「1か2ぐらい、もう普通です!」  大きな目もパッチリだ。「来たときは目がドヨ〜ンとしていましたよね」

218号 6月15日(日)
全部、気持よかったです
I さんから治療希望のメールをもらったのは去年の9月。 そのときは希望にこたえることができなかった。
「ときどきホームページをチェックしてたんです」 そして、やっと土曜の今日に予約を入れることができた。
そんな I さんに丸ごと治療だ。 足がむくみやすいという。下肢内側のツボを結ぶ脾経ラインは水分代謝とも関係がある。 そこにもツボほぐしの手当てを加える。
「気持よかったです〜。背中のときも、足のときも」
とくに気持ちよかったところはと聞いてみたら、「全部、気持よかったです」と満願の笑顔。

217号 6月8日(日)
金太郎マラソン、お疲れ様でした!
『またまたご無沙汰しております(^^; お元気でいらっしゃいますか?
先生のブログは楽しく見てますよー。金太郎マラソン、お疲れ様でした!
じつは・・・ うちの主人も同じマラソン大会に出たんですよー。(主人は初の大会参加、です) しかも先生と同じ10キロの部。 しかもしかもスタート地点で先生をお見かけしたそうです!(でも、もうスタート直前で、寄っていって話しかける間が なかったそうです。)
そういうわけで、うちにもおんなじゼッケンや完走証があります(^^)』
こんな楽し嬉しのメールを送ってくれのはHさん。今はプールに通って体力づくりに励んでいる。
『春の花をつんで空きびんにさした』という説明付きで写真も添付されていた。
まえに話をしてくれたお気に入りの散歩コースで、花を摘んでいるHさんの元気そうな顔が目に浮んだ。  (写真 Hさん撮影)

216号 6月1日(日)
イラッてすることがなくなりました
Kさんは鍼灸3回目。 前周期の高温期はギザギザ。それが今周期にはほとんどない。
「お灸で体温が安定する人っているんですか?」
鍼灸は気のめぐりを良くすることが得意。気のめぐりとは、自律神経のことと考えてもよい。 この自律神経の安定は、ホルモン系統の安定化にも関係が深い。
ところで体温の調節は、視床下部にある体温中枢の役割。 基礎体温が高温になるのは、黄体ホルモンがこの体温中枢に働きかけるからだ。
Kさんの黄体ホルモンは調子良いようだ。 もちろん気のめぐりも改善に向かっている。
「子どもがキイキイ言っても、イラッてすることがなくなりました。 ダンナにはイラッてすることが未だにあるんですけどね」

215号 5月25日(日)
主人も先生のブログ、好きなんですよ
Nさんは1週間ほど急性腸炎で入院していたという。
医師の説明によると、原因は過労かストレスだろうとのこと。 「過労は思い当たらないので、ストレスかも」と話すNさんの表情はやや曇りがち。
しかし、そのあとすぐパッと明るくなって、「入院しているときにヒマだったので、主人が先生のブログを印刷して持ってきてくれたんですよ。 主人も先生のブログ、好きなんですよ」
ご主人の優しさが伝わってくる。以前、夫婦で仲良く来院された日のことを思い出した。

214号 5月18日(日)
親身になって話を聞いてくれた先生に救われた気がします
妊娠報告をくれたKさんに、ホームページの「患者さんの声」へ掲載のお願いをした。
そして、あたたかな優しい人柄が伝わってくる折り返しのメールが届いた。
『お返事ありがとうございます。 不妊に効くというものはとにかくやってみようと思い、すがるような思いで先生の鍼灸院に伺いました。
不妊の悩みというのは友人にもなかなか話せないもので、親身になって話を聞いてくれた先生に救われた気がします。 鍼灸も本当に気持ちよく寝てしまうほどでした。
私も「患者さんの声」を読んで勇気づけられたように、私のつたない文章で勇気づけられる人がいるならうれしいです。
まだ不安定な時期なので日々ビクビクしていますが、順調に育つことを願いつつ妊婦ライフを楽しみたいと思います。 そして妊婦として鍼灸院に伺える日を楽しみにしています。』
私の心も、あたたかくなった瞬間だった。

213号 5月11日(日)
すっごい、気持ち良かったんです
背中や腰はツボだらけ。治療の前半は、それらのツボを使って治療だ。
Kさんへの見立ては、気血の不足を意味する気血両虚証。腎虚もある。
まずは肩甲骨まわりのツボほぐしだ。これは気をスムーズに巡らせるためのウォーミングアップ。
次に肩近くのツボにハリを刺し、スイッチオン。温かな気がゆらゆら巡り始める。
心兪(しんゆ)にもハリ。心(しん)はこころでもあり、血のコントロールにも関係している。
腰には腎兪(じんゆ)というツボがある。そこにはお灸で腎の力を補う。
お灸は次りょう穴へも。このツボで婦人科系もカバーだ。
このときKさんの下肢がビクンと動いた。 眠りから目がさめたようだ。「すっごい、気持ち良かったんです」
後半の治療はあお向けだ。姿勢を変えたKさんの表情はゆるんでいる。「リラックスできるんです」

212号 5月4日(日)
気持ちいいです
「足がだるくて重いんです」。 そんなNYさんには、膀胱経という経絡ルートのツボ押しだ。
膀胱経はルートの始点が目。そこから頭や背中を通り、婦人科系のツボが集中している仙骨を経由し、まっすぐ下肢後側を下ってゆく。終点は逆子のお灸で有名な至陰(しいん)。 ルート上には女性に関係したツボも多い。
さてツボ押し。ふくらはぎ、膝の裏、大腿部、殿部下のツボに圧をかけてゆく。こうして血流を良くし老廃物をリンパに流しこむ。「気持ちいいです」
「足が軽くなりました!つまっていたものが流れたようで」
(写真 のざき鍼灸院 NKさんからの贈り物 5月2日)

211号 4月27日(日)
鍼灸のおかげですね
「今年はめまいが出なかったし、今回も生理の色が良かったんです。」
I さんは毎年、春になるとめまいに悩まされてきた。しかし今年はない。 「鍼灸のおかげですね」、とうれしそう。
そして帰り際、ボーズの横で「コレ、環境音楽かなんかですか?」
CDのタイトルを見た I さん、ニコッとして「ぐっすり眠れるクラシック!」
そうそう、そのとおり、I さんもぐっすりだった。

210号 4月20日(日)
癒されたいです〜!
Kさんは初めての採卵をおえた。
左右の卵巣が腫れてしまい「6センチと7センチになって」と言う。ロング法による卵巣刺激は軽いOHSS症状をもたらした。 今周期の移植は見送りだ。凍結保存は2個の胚盤胞。
未来の赤ちゃんを慈しむように「2個が眠っている」と瞳が優しくほほえんでいる。
下腹部の痛みも「ようやくおととい、なくなったんです」表情にはホッとした安堵感がひろがっている。 そんなKさんにこれから治療だ。「癒されたいです〜!」

209号 4月6日(日)
卵胞が23.6ミリもあって
卵胞が大きくならないという悩みを抱えているOさんの表情が明るい。前回の鍼灸の2日後に病院へ行ったそうだ。
「卵胞が23.6ミリもあって。今までこんなに大きくなることがなかったので、先生もビックリしてました」
卵胞は、下垂体から分泌されるFSHの働きで成長する。 そしてFSHもまた、視床下部から分泌されるGnRH(ゴナドトロピン放出ホルモン)の指令を受けている。
この視床下部−下垂体−卵巣ルートには、東洋医学でいう気が流れていると考えてもいい。
鍼灸は体の丸ごと治療。結果、気の流れが安定する。それが良好な女性ホルモン機能を生み出す原動力だ。
心すなおに鍼灸を受けとめたOさんは、その力を生かしたようだ。

208号 3月30日(日)
なんだか、脱皮したみたいです♪
患者さんには一人ひとりの物語がある。
お話を語ってくれる患者さんの後ろ側を想像する。 今日まで、どのような道をたどってこられたのかと。 そして、のざき鍼灸院を選んでくれた意味も。
今日はじめてお会いしたTさんにもらったメール。こころの交流を感じる瞬間だ。
『今日は、心と体の治療をしていただいてありがとうございました。 たくさん、お話が出来て、とっても気持ちが楽になりました。 そして、鍼灸で体もすっきり! なんだか、脱皮したみたいです♪次の治療が楽しみです!』
(写真 緑園 3月30日)

207号 3月23日(日)
小さな幸せを喜びながら、のんびり過ごせるようになりました♪
Kさんの初診は2月中旬。治療後にメールを寄せてくれている。
『昨日は先生にゆっくりと話を聞いていただき、 あんなにたくさん、マサに堰を切ったように自分のことを話していた自分に驚いてしまいます。 今まで胸につかえていたものがス〜ッと流れていったような感じです。 改めて自分のことや治療のことを考える良い機会にもなりました』
それから3週間後、子宮内膜ポリープの切除手術。以前から予定されていたものの不安はあった。
『無事に手術が終わりました!終わってホッと一安心しました〜☆』 手術日の夜に送ってくれたこのメールには、術後の痛みもなく体調は良いとも伝えられていた。
そして、つい最近もらったメール。『ワタシ、気の流れが順調に巡ってきたのですね。嬉しいです! 悪循環のスパイラルから抜け出せた気がしています。 毎日、小さな幸せを喜びながら、のんびり過ごせるようになりました♪』
一歩一歩前へ進んでいるKさんへの治療はまもなく4回目だ。

206号 3月9日(日)
表情がやわらかくなりますよね
Mさんには鎖骨下周辺のツボ刺激をおこなう。これで自律神経系統の安定化と女性ホルモンの活性化を促進だ。
ツボからの信号は脳の視床下部に伝わって、自律神経コントロールとホルモン産生を引き出してくれる。
Mさんの胸元はぐんぐん紅潮してきた。 「頭がポッーとしちゃって、忘れ物しないかって」治療室から出てきたMさんはほのぼのと笑っている。
「体が温まって、洋服を着るのがイヤになるぐらい。表情がやわらかくなりますよね。いつも鏡を見てわかるんです」

205号 3月2日(日)
血がサラサラになった気がするんです
「血がサラサラになった気がするんです。色も、今まで赤黒かったのが、きれいな赤になって。かたまりも出たのでびっくりしました」
通院3回目のLさんは、うれしそうに経血の状態を話してくれた。
東洋医学の見立てによると、Lさんの証(症状)は気滞とお血。
気滞とは『気の滞り』のこと。原因の素は、強く抑圧された精神的なストレスがその代表格。
また血は、気の流れに乗って体のすみずみへ行き渡る。これは東洋医学独特の考え方だ。
だからもし『気の滞り』が発生していれば、同時に血も滞りがちになりやすい。『お血』だ。
そして、その『お血』は子宮に起こりやすい。経血の状態がレバー状、黒っぽい色、かたまりとなるのはその表れ。
そんなLさんに打つハリのツボは、太衝(たいしょう)、合谷(ごうこく)、期門(きもん)。どれも気血に関係の深いツボだ。
そして何よりも『気の滞り』を改善する特効薬は、初診にお話をたっぷりしてもらうことかもしれない。

204号 2月24日(日)
足が温まると気持ちいいですね
I さんはルトラールの服用中。顔には吹き出物が出ている。黄体ホルモンを補っている影響のようだ。
「きのうの夜はのぼせもあって」。一方で「足が冷たくて」と、体は上熱下寒になっている。
エネルギーが湧き上がるツボ、足裏の湧泉(ゆうせん)を赤外線ランプで温める。 手足のツボにもハリ。湧泉で温められた気、陽気は体の中をゆらゆらと巡っている。
I さんはにっこりと「足が温まると気持ちいいですね。体全体が温まるようで。のぼせも消えて」  東洋医学は体のバランスを整える医学だ。
(写真 のざき鍼灸院 Hさんからの贈り物 2月23日)

203号 2月17日(日)
ソーム課長さんと二人で食べてください
今日はバレンタインデー。 Tさんから「いつもお世話になっています」、と心のこもったチョコレートをいただいた。
「ソーム課長さんと二人で食べてください」 Tさんは職場の仲間にも優しい。
「よろしくお伝えください」楽しげな笑みで伝言を託された。
(追伸) 翌日、ソーム課長から報告があった。「チョコレートはうまかったのだ」

202号 2月10日(日)
そう、もくもくとしてる
Tさんの家で、こんな会話があったそうだ。
ご主人「治療のあいだは何してんの?」 Tさん「寝てる」
ご主人「寝てるあいだも、先生はもくもくと治療してるの?」 Tさん「そう、もくもくとしてる」
ご主人「いいなあ〜」
IT業界で働くご主人は、連日の深夜帰宅。休出も当たり前のようだ。
この「いいなあ〜」からも、仕事の大変さがつくづく伝わってくる。
Tさんも子育てで大変だが、きょうも鍼灸でリラックス。ご主人に対し「申し訳ないです」と笑顔。

201号 2月3日(日)
効いたみたいで
前回、I さんの母親が腰痛で困っていると相談を受けた。
家で手軽にできるものとして、お灸がある。試しに、治療で使っているカマヤミニを持ち帰ってもらった。
I さんはさっそくお灸をしてあげたそうだ。結果のほどは、「効いたみたいで。マッサージより全然いいって」 お灸したあとも腰には「温かいのがしばらく続いて」、と気に入ってくれたとのこと。
次からはカマヤミニをネットで購入し、I さんと母親で「半分ずつにしようかって」
親子で楽しくお灸ライフだ。

200号 1月27日(日)
直接報告したいと思って、今日来たんです
おもむろにびっくり報告をもらった。 「私、妊娠したんです。明日で9週になるんです」
「直接報告したいと思って、今日来たんです」この言葉に胸が温まる。
Tさんは長い間、生理不順に悩んでいた。 とても長い低温期のために周期が2ヶ月に及ぶこともあった。 体温が高温に変化せず無排卵の周期もあった。 Tさんはしばしば途方にくれていた。
そして鍼灸もすでに1年を経過し、「不妊病院に行くことを考えていたんです」。
そんな矢先、クリスマスのころに妊娠。「ほんとうにクリスマスプレゼントでした」
今日のTさんの顔は、ほのぼのした笑顔になっている。

199号 1月20日(日)
お灸すると良く眠れて、疲れも取れるみたいで
「今日の夜、大桟橋から船で大島に行って、明日の2時ごろの船で帰ってくるんです」
「大桟橋から東海汽船に乗りたかったんです」船の好きなHさんは、今からワクワクだ。
さて治療に移る。着替えを済ませ、ベットにうつ伏せ。
「主人が風邪をひいたときに、お灸をしてあげたら気に入って」
「お灸すると良く眠れて、疲れも取れるみたいで」お灸は自宅でも大活躍のよう。
「カマヤミニの消費量が激しくて。今度は大きいのを買わなくちゃ」

198号 1月13日(日)
先生もお元気で
「生理が遅れて。胎のうがあったんです」と静かに話し出したUさん。
「ここまで長かったです。結婚して丸7年になります」
この日を待ち望んで長く歩んできたUさんの思いが伝わってくる。
心拍の確認を心から祈りつつ治療をおこなった。
「妊娠できたのも先生のおかげです。ありがとうございました。これで仮卒業します」
「先生もお元気で」Uさんの目には涙がいっぱいたまっている。
Uさんからもらった大きなお年玉。心に、いつまでも残りそうだ。




週刊ひとこと

連載 心からうれしい患者さんのひとこと
発行日 たぶん毎週日曜日ごろ  ひとことの場所 のざき鍼灸院の治療室
創刊日:2004年1月11日

2004年版(1号〜49号) 2005年版(50号〜99号) 2006年版(100号〜148号) 2007年版(149号〜197号)
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