2007年
197号 12月30日(日)
私もです
なつかしいSさんが来院してくれた。
治療はお灸の番。まずは百会(ひゃくえ)。「頭にやるんですか?」 Sさんには初めてのツボだ。
「煙が見えます」ツボを温めているお線香の煙が頭に沿って上がっている。「気持ちいいです」
続いて、お腹のツボにもお灸。「温泉みたい。ポカポカしてきて。家に帰ったらビール1杯みたいな」、と満面の笑顔がこぼれる。
「頭のてっぺんから、足の先まで温まりました」 心遣いの温かさも伝わってくる。
きょうの時間は幸せな気持ちに包まれた。Sさん、「私もです」。
そして、「また来年もよろしく〜」

196号 12月23日(日)
1年分の疲れを取ってください
靴をスリッパに履き替えながらKさん、「ブログ見てますよ。私ファンなんです」。
さっそく入り口のクリスマス飾りに喜んでもらえた。
「アッ、ここにも。芸が細かいですね」 椅子に座ったKさんは、正面に見えるカードの飾りつけも発見してくれた。
きょうは今年最後の治療。「1年分の疲れを取ってください」とリクエストをもらう。
そして「温泉療法ってなんですか?」と質問を受けた。 数日前にアップしたブログのことだ。
実はここの温泉宿、昔からのお気に入りのところ。はい何を隠そう、温泉1泊旅行でした〜
私のほうが一足早く、すでに1年分の疲れを取っていたのだ。

195号 12月16日(日)
命中率100パーセントです
ソケイ部のツボを押すと、お腹がグー。鎖骨下のツボに触れて、お腹がグー。
「今日はお腹がよく鳴って」 I さんがアレレという感じで笑っている。
ツボへの刺激が自律神経を伝わって腸の動きを活発にしたようだ。
体のバランスコントロールに、ツボチェックは欠かせない。
臀部は、「どこのツボを押されても気持ちいいです」
腰のツボでは、「押されて痛いところにハリをさしてくれるので」「命中率100パーセントです」

194号 12月9日(日)
せっかく予約してあったので来ました
「逆子は治りました。せっかく予約してあったので来ました」
Mさんは逆子治療の予定だった。聞けば、逆子は二日前の検診で治っていたとか。
Mさんが予約申込のメールを送ってくれたのは一週間ほど前。
『・・・以前にも1度メールで予約をお願いしたことがあり、そのときは予約がとれませんで 今回2回目の予約のお願いです。 念願の妊娠をすることができまして現在8ヶ月になります。 ところが現在逆子のため、今回は不妊治療ではなく逆子治療で予約いたしたく・・・』
このように4月にも不妊初診希望のメールをもらっていた。 そしてMさんは、その1ヵ月後に見事妊娠した。
のざき鍼灸院に行きたいと思ったら、赤ちゃんが来てくれた。 そして今度も行こうと思ったら、赤ちゃんがクルッと回ってくれた。 赤ちゃんは、2度もお母さん孝行ぶりを発揮してくれた。
きょうは安産を願って三陰交へのお灸だ。肩甲骨まわりのコリもタップリもみほぐした。
何度も「ありがとうございました」幸せのこぼれる笑顔だ。
(写真 のざき鍼灸院 12月8日)

193号 12月2日(日)
パアッーと体中の毛穴が開いた感じ
「パアッーと体中の毛穴が開いた感じ。半身浴したあとのような」
と今日の感想を述べてくれたHさん、食事を和食中心にかえて5、6年。
その効果は大きい。胃腸が強くなり、下痢体質も改善したという。
そして今では、体を温める働きのある生姜を毎日欠かさない。
「生姜をするのはけっこう面倒なので」、とHさん流の生姜簡単術を披露してくれた。
(1)生姜を丸ごとひとつ全部すりおろす
(2)しぼり汁を氷を作るケースに入れて冷凍させる(ケースは100円で買った小ぶりタイプ)
(3)生姜を使う料理に、このしぼり汁の氷を1個ずつ利用する(1個が小さじ1杯分に相当)
にこにこ笑顔のHさん、「みなさんにも教えてあげてください」

192号 11月25日(日)
先生のブログ、なごみますね〜
この日、ビルの1階では店舗工事の真っ最中。 突然、ドドドドツ!と大きな音が床から突き上げてきた。 「オナラみたい!」椅子に座っているNさんが面白げに笑っている。
きょうのBGMは、CDの音楽とコンクリートを砕くドリルの振動音との大アンサンブルだ。
さて、まずは背中側の治療。 「先生のブログ、なごみますね〜。ゆる〜い感じがします」
Nさんには鍼灸でも毎回なごんでもらっている。
そのときの優位に立つ自律神経系統は副交感神経。リラックスモード全開だ。
きょうも、枕のフェイスペーパーにはヨダレが少々。

191号 11月18日(日)
楽チン♪ おぉぉ〜!
Tさんは首の動作痛を訴える。どうやら寝違えたらしい。
きょうはその治療もいっしょに手当てした。
じつは、寝違えは自分の簡単なツボ押しで楽になることもある。
そのツボをTさんに伝授。
場所は手の甲。意外な場所に「ヘェー」とビックリ。人差し指と中指の間だ。
「なんていうツボですか?」名前は、落沈(らくちん)だ。
「楽チン♪ おぉぉ〜! 覚えました、落沈」

190号 11月11日(日)
気持ちいいので、ヨダレが・・・
周期24日目のOさんは体がだるくて重いという。「生理が近づいているからかも」
治療はうつ伏せから始める。さっそく肩甲骨まわりのコリをもみほぐし、老廃物を流す。
次にハリ。刺し方はやさしく軽めだ。
ハリの周りの肌はほんのり紅色。自律神経の作用で毛細血管が開いてきたようだ。
お灸もツボにのせてゆく。温かさは体の奥深くまでしみこむ。
背中の仕上げはタワシマッサージ。もう体はゆるゆるだ。
Oさん、「気持ちいいので、ヨダレが・・・」と苦笑い。新しいフェイスペーパーに交換し、今度はあお向けになってもらう。
気血をめぐらす手足のツボや、婦人科系の下腹部へのツボにも、ハリをトントン。
そうして最後はおへそまわりに温灸だ。
Oさんの笑顔がなごんでいる。「体が軽くなりました〜。頭のお灸もスーとしました」

189号 11月4日(日)
新鮮な驚きでした
「今日、新しいところにハリしたんですね」、とTさん。
太白(たいはく)と神門(しんもん)のことだ。ツボの位置は、足の内側と手首。 それぞれの感想を語ってくれた。
太白では、「足の裏がボコボコして来て、何かが巡り始めたような」と不思議な感覚にビックリ風。
手首の神門では、「ここの方まで、気持ちよくなって」、と示してくれたところは肘から肩近くまでのライン。
きょうのハリは「新鮮な驚きでした」、と愉快そうな笑顔で締めくってくれた。
「肩がすっかり軽くなりました。ここに来るときは、肩にズッシリ重いものがあったんですが」、とおまけも。
(写真 緑園 11月4日)

188号 10月28日(日)
スッキリしました!
初診のSさんの体質は気滞(きたい)。生命エネルギーの素となる気が滞っている状態だ。
さて治療は、手の合谷(ごうこく)と足の太衝(たいしょう)にハリ。
いま体には、左右の手足4点を結ぶツボ・ネットワークが構築された。
気の流れはゆるゆると動き出していることだろう。続いて、頭の百会(ひゃくえ)にお灸だ。
お灸の熱さの強弱リズムが気に向かってずんずんと伝わってゆく。
Sさん開口一番、「スッキリしました!」。表情も治療前と比べ、だんぜん明るい。

187号 10月21日(日)
気持ち良くて熟睡しちゃった
きょうの治療を受けた I さん、「気持ち良くて熟睡しちゃった」。
鍼灸はからだの緊張をゆるめてくれる。結果、自律神経が安定し熟睡に入れる。
I さんの笑顔も和んでいる。いい気分で帰宅だ。
玄関で靴を履いていた I さん、「あ、ごめんなさい。気持ちいいんで、たたむの忘れちゃった」。
いつもきちんとたたんでくれる着替え用の半ズボン、今日はうっかり。

186号 10月14日(日)
腰のハリがツボに入って気持ち良かったです
ひとの体をCPUにたとえるなら、ツボはI/Oポート。入力と出力の双方向機能を持つ。
さて、指センサーを用いて、Sさんの背腰部にあるツボの状態を丹念にチェックする。
あるツボからアラーム情報が出力されている。キャッチしたものは硬結。コリコリしている。
さっそく手当てだ。今度は入力信号を伝えることにする。ハリをやや深めにスッーと入れる。これでアラーム源の経絡回路は正常復帰。
治療後のSさんは、「腰のハリがツボに入って気持ち良かったです」。
腎兪(じんゆ)と大腸兪(だいちょうゆ)を使ったデバックはうまくいったようだ。

185号 10月7日(日)
一番はじめから、そうだったんですよ
「いつもハリしたあと、体が軽いんです。帰えるとき、そこの階段を下りるときに軽いんです」
Nさんの話で気を良くした私、今日も軽くなるでしょうと返した。すぐさまアハハハと笑い声。
「一番はじめから、そうだったんですよ」と、ますます嬉しいことを言ってくれるNさん。
体が軽く感じるのは、安定化した自律神経のおかげでリンパと血流のめぐりが良くなった証拠。 結果、リンパは重い疲労物質を取り除き、血流は新鮮な酸素を豊富に運んでくれた。
「じゃあまた、次もお願いします」と、Nさんは満面の笑顔で帰っていった。

184号 9月30日(日)
落ちつきました〜
Hさんが言う。「今日、会社で嫌なことがあったんです。みぞおちのツボをずっと押さえていたんです」
心の乱れには胸の真ん中、ダンチュウにお灸だ。ストレスが溜まると肝も高ぶる。それを期門(きもん)へのハリで鎮める。 そして合谷(ごうこく)にもハリし、気の巡りをスムーズに。
治療が終って、「落ちつきました〜」。Hさんの表情はさわやか。
「先生は箱根に行きますか?来週友だちと行くんです。どこかいいところありますか」
おすすめは仙石原にある美術館のレストラン。だが、どうしても美術館名を思い出せない。
う〜、あ〜、と苦しんでみたがダメ。結局、メールでお知らせすることに。
帰りの電車の中で、なにげなくスーと出てきた。ラリック美術館。

183号 9月24日(月)
今日、ハリの日でよかった
「お腹を温めるといいんですね〜。お腹が楽になりました」とTさん。
きょうは生理1日目。つらい生理痛には、やはり鍼灸がいちばんのようだ。
体のあちこちには婦人科系に効くツボがたくさんある。おへそと恥骨の間にもそのツボがある。
Tさんにも、卵巣や子宮とインターフェースを持っているツボにハリを刺し、お灸をすえた。
お腹のつらさを治療前と比べてみて、「全然ちがいます! 今日、ハリの日でよかった」

182号 9月16日(日)
ゲラゲラ笑いながら読みました〜
Hさんは長年、この『週刊ひとこと』を愛読してくれている。
今度の新しいブログもさっそく見てくれた。
「ゲラゲラ笑いながら読みました〜」大いに受けてくれたようだ。 「部長になる夢、志し高くですよね!」と力強い激励も。
そんなHさん、台風9号のあとに楽しい旅行をしてきたとのこと。 行った先は、軽井沢→万座温泉→白根山・湯釜→草津温泉。
奇遇にもそのコースは、ソーム課長の夏休み慰安旅行とピッタシ一致していたのダ。

181号 9月9日(日)
疑惑の排卵日
「体温が持ち直したんですよ〜。きょう病院に行ってきたんです。そしたら袋があって」 私の頭は???。
Aさんは秋に4回目の胚移植をおこなう予定で、今はお休み期間中にあたる。
2週間前は・・・ 今朝の基礎体温が高温期の36.7度から36.35度に下がっていたので、 「生理になりそう」と言っていた。これは周期日数からみても正しい判断と思えた。
そして、今日の妊娠報告だ。まったく予想もしない展開に、もうビックリ仰天。
さらにもう一つビックリがある。
「タイミングは合っていないはずなのに」、とAさんは盛んに首をかしげる。
いっしょに基礎体温表をのぞき込むと、ご主人との仲良しはなんと最終低温日の4日も前。
長寿の精子がいたのか。はたまた仲良しが引き金となって、早めの排卵を促してくれたのか。
これを、Aさんは「疑惑の排卵日」と名づけた。
(写真 緑園 9月10日)

180号 9月2日(日)
こっちは、こんなにゆるゆる
「隣からキーンという音が聞こえる。壁ひとつ隔てた向こうは、すごい緊張なんでしょうね。 こっちは、こんなにゆるゆる」
Nさんは肩甲骨のツボほぐしが気持ち良さそう。
キーン音は歯を削る音なのだ。お隣の治療風景を想像しながらこちらでは、お灸の煙をもうもうと立てる。
ほどよくして眠りから覚めたNさん。「ときどきお灸で目が覚めて。あ、ここにいるんだ」
お腹もクークー鳴り出してきている。自律神経系統も、ゆるゆるモードになったようだ。

179号 8月26日(日)
入れちゃえー!
Sさんと次回の治療日の相談。 「いつも混んでるんですね。掲示板みると、いつもいっぱいで」
今日の分の予約メールは気合を込めて送ってくれたそうだ。「今日のここしか空いていなかったので、入れちゃえー!、って」
なので今日は、午前中は病院に行って、午後は鍼灸と二つを忙しくはしご。Sさんはむしろ効率よく回れていい具合と笑う。
今日の卵胞は、13ミリの大きさだったという。数日後には、自然周期による採卵が待っている。
この卵が未来の赤ちゃんになることを祈りながら治療をおこなった。
(写真 中田 8月24日)

178号 8月19日(日)
ほら、こんなにもらったよ
まもなく逆子治療のTさんの予約時間。
ドアが開くなり第一声はご主人の「涼しい!」。外はきょうも猛暑だ。
せっかくのご夫婦での来院。ご主人にもお灸風景をちょっとばかり見学してもらった。
もぐさの色に興味を示してくれ、ベットに敷いてあるバスタオルと同じ色であることに対し、 もぐさを「ここに落としたら分からなくなりますね」と笑いを取り、待合室へ引き上げた。
逆子のお灸が終ったTさんには、もぐさ、線香、無煙タイプのカマヤミニ、これら3点セットを1か月分提供。 「こんなに持ち帰りをいただけるなんて」と喜んでくれた。
待合室で待っていたご主人にむかって、「ほら、こんなにもらったよ」

177号 8月12日(日)
先生がいっしょにがんばってくれるから
Yさんはきのうの夜から下腹部の痛みが続いているという。生理周期からして排卵痛のようだ。
この痛みのためもあって、気分が沈みがちの様子。
「この通院がなければ、もういいやーってなっていました。先生がいっしょにがんばってくれるから、やんなきゃって思う」
毎周期、イライラがつのるという。基礎体温は低温がいつまで続くのか、排卵はいつなのか、生理は来るのか来ないのか、と。
「自分の体を自分でわからないのがもどかしい」。
さあ、鍼灸の開始だ。さっそくベットでくつろいでもらう。「気分がリセットできそうです」
背中側の治療が済んで前半終了。「今痛いの、全然ないです」。さっそく体のバランスが整ったようだ。
痛みのレベルを確認。治療前が10とすると、今は「1か0.5、0.1かな」。痛みもリセットした。

176号 8月5日(日)
気持ちいいです〜
Hさんは基礎体温表を広げてくれた。体温はまだ高いまま。だけど、「お腹が痛いし、腰も重だるいんです」という。
まだ生理の前。しかし、おなかはすでに痛くなっている。
東洋医学の見立てのひとつに、生理痛のあらわれる時期で症状(証)をとらえる方法がある。
痛みのピークが生理の前にあるときは「気滞」。生理の前半ならば「お血」で、生理の後半だと「血虚」とみる。
Hさんはどうやら気滞のようだ。話をうかがうと、やはり気の流れをつまらせる原因となるストレスの影響があった。
こんなときは肩甲骨の内側をじっくりほぐすのが一番。 「気持ちいいです〜。こってるんですね」
自律神経の副交感神経が優位となり、気も体の中をゆるりゆるりとめぐり始めてきた。

175号 7月22日(日)
いい音ですね
「いい音ですね。はじめて来たときから気になっていて」
Sさんがにこにこしながら、ヨーヨー・マのCDを鳴らしているBOSEのことをほめてくれた。
このBOSE、去年の1月からここで活躍している。
購入のきっかけは、ある患者さんが村治佳織のCDを貸してくれたことだった。 どうせなら最高の良い音で聴いてみようと、使っていた古いCDラジカセをお払い箱にした。
また別の患者さんは、のざき鍼灸院に置いてあるBOSEを気に入り、やはり同じものを購入しBOSE仲間となった。
そしてSさんの気持ちも、BOSEへの買い替えをと・・・。でも、「オーディオってなかなか壊れないんですよね」。  (写真 のざき鍼灸院 7月21日)

174号 7月15日(日)
治ってました!
Mさんの住まいは近所。「いつも前を通っているんです」。 ホームページで逆子治療もやっていることを知って来院。
はじめて見る米粒大のもぐさに、「かわいい〜」と目を細めてくれた。
「このへんで動いているんです」。おへその右側でバタバタするらしい。 「ひょっとしたら戻っているのかもしれないけど」。健診は明日。お灸で念押しだ。
「治っていたらメールしますね」、と帰った。
そして、翌日の夕方、突然Mさんが来訪。 「治ってました!」と笑顔。人間メール便、だった。
「今日、病院に行く前にもお灸していったんです」おまじないが効いたようだ。

173号 7月8日(日)
トロトロになりました。(^O^)
たわしマッサージの集中体験モニターを引き受けてくれたSさん。携帯メール集。
体験前→『とっても楽しみです。それまで、元気に頑張ります。先生も、体に気をつけて頑張ってね。o(^▽^)o』
体験日→『今日のスーパープレミアム・マッサージで、トロトロになりました。(^O^)  それにしても、今後、タワシを見たら、変な反応になりそうな位、気持ち良かった〜』
体験後→『今、お仕事の帰りです。たまには、先生のプレミアムたわしマッサージを受けたいなぁ…。 な〜んて、妄想にふけってしまいます。(*^_^*)』

172号 7月1日(日)
どうもありがとうございました。先生もお体に気をつけて
Iさんの涙が心に響いて胸は熱くなった。
赤ちゃんを待ち望み、1年間がんばって通ってくれた。しかし願いはかなわなかった。
そして鍼灸は、今日で一区切りとなった。
Iさんは、結果は出なかったけど鍼灸を受けられて良かった、と感謝の言葉をかけてくれた。
どんな場合にでも、相手のことを思いやってくれる優しい気持ち。ほんとうに温かい。
ホームページには妊娠された方からのメールものっている。 それを読んで「励まされたり、共感したり・・・」と、その方々にも感謝の言葉を忘れない。
「どうもありがとうございました。先生もお体に気をつけて」 最後の日にきちんと、お別れの挨拶を交わせたことがうれしかった。
後片付けのために治療室へ入った。 ベットの上には、きれいに折り畳まれた3枚のバスタオルがていねいに重ねられていた。
Iさんもお体を大切に!そして一日も早く赤ちゃんが来てくれることを祈ってます!

171号 6月24日(日)
アハハハ・・・
ベットにあお向けなったAさんが感心して言う。 「今は技術があるから細いハリを作れるんでしょうね」 治療には直径0.18ミリのハリを使っている。
チャングムの誓いではものすごく太いハリを刺していた。 これを知ったAさん、目を丸くして、刺すときは「気合を入れて、みたいな」。
「人からハリを刺してもらうことあるんですか」
これが、じつは鍼灸学校での実技授業以来ほとんどない。修行不足がバレバレだ。
「自分でハリ刺しますか」
これはたびたびある。だけど、ハリを刺すときの緊張と、ハリを刺されるという恐さが同時にくる。とてもリラックスできたものではない。 Aさんの体にハリを刺すほうがよっぽど楽ですよ、と私。 「アハハハ・・・」とAさんの明るい笑い声が室内に響いた。

170号 6月17日(日)
ひとつ謎が解けました
治療室から出てきたAさん、丸くなった笑顔の瞳が大きい。「気持ち良かった〜」
自律神経が仕事モードの交感神経優位から、リラックスモードの副交感神経優位に切り替わっている。 「血が回っている感じ」と、それを実感。
「素朴な質問なんですが・・・、頭のお灸は素手で持っているんですか?」
頭のお灸は、線香の火をツボに近づけたり離したりの繰り返しを2、30回。 その様子はあお向けのAさんからは見えない。カマヤミニを手で持ちながらすえているのかと思っていたそうだ。
「ひとつ謎が解けました」と二人で爆笑。

169号 6月10日(日)
先生、たわし換えましたか?
背中におこなう治療の〆は、たわしマッサージ。それが済んで仰向けになったMさん、「先生、たわし換えましたか?」
ドキツ!恐るべしMさん。たしかに、たわしは1週間前に新しく交換したもの。 しかし、なぜ分かったのだろう・・・
「毛の先がとがっている。丸くない。家のと同じ」と、にこにこ話す。
たわしが撫でた背中の感触、これが違ったのだ。たわしを古いものに戻したほうが良いかと聞いてみた。
「使っているうちに丸くなるから、いいんじゃないですか」
了解!お言葉に甘えて、患者さんの背中をお借りし、毛先の丸めに励もう。
(写真 箱根・強羅 6月11日)

168号 6月3日(日)
恐ろしいですね〜
Kさんの内庭(ないてい)という足先のツボに円皮針(えんぴしん)をペタと貼る。
そして口の開け閉めをやってもらった。「違う・・・」10年来の顎関節痛で悩んできたKさん。
小さなハリを足の先に貼っただけで、顎関節の痛みが瞬時に消えた。 「恐ろしいですね〜」とハリの威力にびっくり仰天。
体には、ツボとツボを結ぶ経絡(けいらく)と呼ぶネットワークが走っている。 その1本、胃経のルート上には、ちょうど顔の顎関節と足先の内庭がある。
きょうは経絡を利用した遠隔からのリモートコントロール治療が上手くいったようだ。

167号 5月27日(日)
いま妊娠してるんです。7ヶ月なんです
「こんにちは〜!」1年半ぶりのEさんが満面の笑顔でドアの前に立っている。
きのう、思いがけない電話をもらった。「いま妊娠してるんです。7ヶ月なんです」
Eさんが鍼灸に通ってくれたのはおととし。こんなことがあった。
通院6ヶ月目になった日、わたしは唐突に『鍼灸はまだ続けますか』とたずねた。 Eさんの答えはもちろん、継続希望。
そして、ベットにうつ伏せになって治療を待っているEさんのそばに寄ったその時、 「妊娠するまで鍼灸したいんです」。ガツンと頭をハンマーでなぐられた思いだった。 Eさんの心は泣いていた。
さっきの質問を投げたことは、もうここには来るな、と言い放ったのも同然だった。 Eさんの通院はそののち途絶えた。
この出来事を思い出すたびに、わたしは胸に痛みを感じていた。
だから妊娠したと聞き、心の底からほんとうにうれしく思った。 それに今日再び、来院してくれたことも二重にうれしかった。
きょうは妊婦さん特有の腰痛治療。安産のお灸も三陰交にすえた。
これで安産は間違いなしです!と伝えたところ、笑い声といっしょに幸せ笑顔がいっそう輝いた。

166号 5月20日(日)
欲ばりコースで♪
きょうのYさんは肩こりと腰の筋肉痛が気になっているとか。
愛犬の予防接種の帰り、体重3キロの愛犬をカバンに入れて自宅まで持ち歩くこと20分。これで肩こりに。 いまホットヨガに挑戦中。この慣れないポーズで筋肉痛に。
さて治療、肩こり&腰痛の手当てを厚くしよう。Yさんからも、「欲ばりコースで♪」とリクエスト。
まずは肩こりの手当て。肩甲骨まわりをぐるっと一周のコリほぐし。ハリでも血流を良くし、疲労物質を流す。 つぎに腰の手当て。ハリは通常より長めを使用。硬結や圧痛部の数箇所に刺し、緊張ぎみの筋をゆるめる。
「念入りにやってもらって・・・」きょうの欲ばりコースはこれで終了。
「軽くなりました〜」と笑顔。会計を済ませて椅子から立ち上がったYさん、「ここ曲げても痛くない」と手を腰に。 そしてヨガ風に歩きながら、腰クネクネ動作。「速攻、効いた!」

165号 5月13日(日)
何も考えないでいれて、うれしい
Mさんはいつもほんわり笑顔だ。話し方もほんわりだ。
やはりほんわり「ボーっとしました」と言う。治療中になにか気分でも悪くなったのかと一瞬心配。
「気が立って、一日神経を使って日常生活を送っているんです」 Mさんは仕事を持ちながら子育てもしている。
「家でもね、子どもを早く寝かせなきゃと思ってアクセクするんです」 自分ひとりのゆっくりできる時間はなかなか作れない。
だから鍼灸の受けている小1時間、「何も考えないでいれて、うれしい」、と。
ボーっは、そういうことだった。

164号 4月29日(日)
先生、話を聞いてくれてありがとう
「先生、話を聞いてくれてありがとう」
病院のこと、治療のこと、これからの人生のこと、ブログやSNS仲間のこと・・・。話のどれからも、Kさんの真剣な思いが伝わってくる。
「アサガオの種、分けてあげてくださいね」
去年の夏、Kさんからアサガオの種をもらった。青い花が咲いた。新しい種もたくさん採れた。
この種のルーツは、サザンオールスターズの原由子さんの手で育ったアサガオ。
「今まくと、7月ごろに咲きますから」みんなに幸せの天使が舞い降りますようにという、Kさんのやさしさが伝わってきた。
(写真 サザンから数えて何代目かのアサガオ 去年10月)

163号 4月22日(日)
きのうまでがウソのよう
Tさん、今日は生理の3日目。今回はレバー状の大きなかたまりが出たという。
ちょっと心配したそうだ。だけど、「ホームページを見たら、子宮の中がキレイになっているんじゃないかみたいなことが書いてあって。大丈夫、と思って」、一安心。
『患者さんの声』で、経血のかたまりについて書かれていた妊娠報告メールを見つけたそうだ。
また、きのう、おとといと、薬を飲むほどに生理痛もつらかったという。
しかしTさんは愉快そうに話を続けた。「逆に今日は痛くない。今日はハリだから」。
鍼灸に行くんだと思っただけで生理痛がなくなったらしい。「きのうまでがウソのよう」と笑顔。
(写真 伊豆・大沢温泉 4月22日)

162号 4月15日(日)
すんごい気持ち良かったです!
「すんごい気持ち良かったです!」、と百会(ひゃくえ)のお灸に大感激のSさん。
百会は頭頂部。ここの役目は気をめぐらせる司令塔。命令は脊柱上の経絡を通って全身に伝わる。
またヨガのチャクラも、この百会と同じところ。すんごく気持ちいいわけだ。
「全体的にプワッーとね、血管が開いたような」自律神経にも命令がきちんと届いたようだ。
Sさん、「また真面目にやります!次はこの大安に」、と次回の予約。

161号 4月8日(日)
これからはメル友ですよ!
Kさんは、もう6ヶ月の妊婦さんとなった。鍼灸も今日でいよいよ卒業。
「ここに来る人、みんな妊娠できたらいいのにね」やさしい言葉だ。「そしたら先生、商売上がったりになっちゃうね」あっ、ハイ。
まもなく里帰りするKさんとはしばらくお別れ。「これからはメル友ですよ!」携帯で写真も送ってくれるそうだ。
「ほんとうにありがとうございました。お世話になりました」
見送った姿に、おととしの夏の「がんばりまーす!」とガッツポーズした初診時の姿が重なった。

160号 4月1日(日)
ときどきね、ホームページを見させてもらっているんだよ
自宅にきた電話。「もしもし〜、Sです」おお!!なつかしい声だ。
会社員時代の元上司Sさんは合唱団の団長でもある。4月に開くコンサートのチケットを送ってくれるという。
「もう4年目になるの?ときどきね、ホームページを見させてもらっているんだよ。 逆子が治ったとかって、患者さんとやりとりをやっているでしょ。そういうの、いいよね。がんばっているんだなっと思って。 180度違ったでしょ。最初は大丈夫かなと思ったんだよ」
開業の船出した日、両手にお祝いの花をいっぱい持ってかけつけてくれた。
その5年ほど前、私の退職時、わざわざ送別会を開く音頭をとってくれたのもSさんだった。
「今日もさ、Kさん、Mさん、Sさんと会ったんだよ」みんないっしょに仕事した仲間だ。当時の思い出がわいてくる。
チケット、「じゃあ、送るね〜」心のあたたまる電話がうれしかった。
(写真 こども自然公園 4月1日)

159号 3月25日(日)
ここに来たほうがいいみたい
宇宙の気は頭のてっぺんにある百会(ひゃくえ)に降り注がれている。
Sさんの百会にお灸。ツボが開いていく。 「鳥肌が立った。右足に向かって電気が走った感じ」宇宙からの気が体内に入った瞬間だ。
お腹もキュルルと鳴る。「最近、お腹すかないので不思議」。気は体内の経絡(けいらく)を駆けめぐり、腸にもシグナルを送ったようだ。「お腹が鳴ったのが感動的だった」。
今日はたまたま生理1日目だった。いつもつらい生理痛も落ち着き、「婦人科に行くより、ここに来たほうがいいみたい」、とSさんの笑み。

158号 3月18日(日)
人に言えないこともあるもんね
「私、胃の調子が良くないの」というAさん。さっそく胃の手当も。お腹のツボにお灸だ。
「先生は悩みあるの?」 もちろん私も人並みにある。「そう?楽天家だからないでしょ」、と。
鍼灸師の悩みを患者さんに聞いてもらうわけにはいかない。
「人に言えないこともあるもんね」今日はなんだか私が患者になった気分。
さて治療が終って、Aさんが「実はね・・・」と抱えていた悩みの種を語りはじめてくれた。
そして話し終われば、「胃が少し流れた感じ」と、すっきり(^^)   (写真 銀座 3月18日)

157号 3月11日(日)
鍼灸に行かなくちゃ!って
Mさん、冷えきった足を電気アンカにのせてほくほくと温かそう。
明日は採卵。病院に毎日注射通いしていたので、鍼灸の空き時間と合わなかったと言う。
きのうの夜、掲示板を見ると空きがあったので大急ぎでメール。「鍼灸に行かなくちゃ!って」
さて治療をはじめてみるとおしりも冷たい。「いつもなんです」
それではと、脚の付け根の骨(大腿骨の大転子)あたりのツボをグイッと一押し。 「今、イッキに足先まで血がまわった感じ」
気血のめぐりがよくなった体は十分温まっている。
帰りの電気アンカは「足が熱いくらい」と、Mさんはびっくり。

156号 3月4日(日)
よし、行こう!と思って
Mさんは仕事が忙しかった。今日の鍼灸は久しぶり。
あらためてHPを見てくれたようだ。「妊娠した人がいっぱい載ってて、すごい元気づけられた。みんな妊娠してるんだと思って」。
そして今回「よし、行こう!と思って」、こんな予約メールを送ってくれた。
『来月はじめから、スプレキュアをして注射始まると思うので、 その前に先生に癒してもらって、パワーをつけたいと考えています。』
一生懸命がんばっているMさんに、癒し&パワー充電の治療。「あ〜よかった。気持ちいい」
笑顔は春のよう、満開の河津桜だ。
(写真 伊豆・河津桜とメジロ 2月24・25日 Mさん撮影)

155号 2月25日(日)
逆子治療をお願いしたいです。
朝の電話。「おととい逆子でメールしたAといいますが・・・」
今日の予約を希望してメールを送ったのに、当日になっても返事がないとのこと。
だが、Aさんからのメールには覚えがなかった。 今日はすでに空きなし。治療はあらためて別の日にお願いした。
夜、パソコンを開き、おとといのメールを再確認する。 やはりAさんのメールは受信トレイにはない。 念のため、削除済みアイテムものぞいてみることにした。 そこは出会い系メールや英文メールの捨て場となっているところだ。
おとといの日付分を丹念にサーチ。おや? タイトルが空欄のメールを1通発見。 本文を読む。『逆子治療をお願いしたいです。』あった! どうやら迷惑メールと勘違いし、誤って削除していたようだ。
迷惑メール、多いときには一日30通にもなるときがある。 そのかたまりのなかに、患者さんからのメールがポツリ、ポツリ、と混ざっているのだ。
そして不思議なことに、土日になると迷惑メールの数がぐんと減る。 迷惑メールの送信元も、週末には休みをとるようだ。

154号 2月18日(日)
今日も何回も寝ちゃいました〜
自律神経の系統は二つある。 そのひとつ、交感神経は活動型の神経。昼によく働く。 もうひとつは副交感神経。これはリラックス型の神経。夜に働き、体の緊張をほぐしてくれる。
さてNさん、「気持ちよく寝ちゃって。今日も何回も寝ちゃいました〜」と笑顔でスッキリ。
治療の間、優位な神経のほうは副交感神経だったようだ。こんなときの体はリラックスモード。
Nさんは不思議そうに言う。ふだん家では、「全然昼間は眠くないのに。こうやっていただくと、なんか眠くなりますね」。 『こうやって』というのは、肩甲骨まわりを手当てするツボほぐしのことだ。
いつもこの時点で、自律神経系統は交感神経から副交感神経に切り替わってゆく。

153号 2月11日(日)
音楽が眠りを誘う音楽で
春のような暖かな日和の今日。「洗濯物を干してきました〜」とTさん。
今まで毎朝してきた基礎体温の測定をやめたという。「高温期のとき、体温が下がると落ち込むんです」。 それに生理周期は安定しているので、わざわざ「測ることが必要なのかな?って」、と疑問も。 「測ったからといって妊娠するわけではないし」とも。
うまくできたギアチェンジ。おかげで肩の力が少し抜けたようだ。
だからか、先週は寝坊を3回もしてしまったとか。「これはまずいなって」と苦笑い。
そして、きょうの治療でもゆっくり眠れたようだ。 「音楽が眠りを誘う音楽で」。Tさんに向かって、子守唄を歌っていたのはイル・ディーボだった。
(写真 こども自然公園 2月12日)

152号 2月4日(日)
すぐスッーとしました〜
仕事の忙しさもようやく一段落したので、とAさんからの予約。
「今日は久しぶりに8時間眠れました〜」とさわやかに来院。 しかし体調はあまり良くなさそう。 帰宅の遅い毎日が続いていたために、食生活は乱れていたと話す。 見れば口の端が切れている。このサインはビタミンB不足だ。
また、ここ数日は鼻づまりにも困っているという。 鼻づまりに効くツボは迎香(げいこう)だ。場所は鼻の両脇下端。 さっそくハリを刺し、少し軽めにグリッと入れる。鼻は左右からのハリでサンドイッチ状態だ。
やっぱり即効効果がある。「すぐスッーとしました〜」。
それと腰の張っている部位にもハリを1本入れた。「腰とかにハリを打ったときにジワッーとほぐれた感じ。びっくりしちゃった」。
きょうのメンテナンスで、体は久しぶりにリフレッシュできたようだ。

151号 1月28日(日)
お願い!
Aさんは椅子に座るや開口一番「頭が重くて、ふらつきぎみ」、とこめかみ付近を押さえている。
こんなときには首の後ろ側にある風池(ふうち)が良い。 まずは風池をツボ押し。「頭が軽い〜」、とさっそく効果のほどの声。もちろんハリも刺す。
顔にもツボがたくさんある。こめかみも実はちょうどツボの場所。名前は太陽穴(たいようけつ)。
次のあおむけでは、その太陽穴にもハリを刺す。ハリをしばらく刺したままにするやり方を置鍼(ちしん)術という。 また鍼を刺してすぐ抜く治療法もあり、これは単刺(たんし)術という。
さて、ほどなく置鍼が終わり、太陽穴のハリを抜く。
Aさん、「肌がつやつやしっとり〜」と両手で頬をなでる。顔のハリは肌に潤いを与える効果もあったようだ。
次回にもやりましょうねと提案したところ、椅子からググッと身を乗り出し「お願い!」。
ところで、肝心のふらつきに効いたかどうかは聞き忘れてしまった。

150号 1月21日(日)
あれ?ここ、うん?みたいな感じ
Mさんの体づくりは、寺小屋お産塾バージョン。半身浴、足の冷水かけ、5本指ソックスをやってきた。 鍼灸をはじめてからは、お灸、シュロたわし、指圧も新しく仲間入りだ。
Mさんはにこにこと、「痛くなくなったような気がする」。足の先にある太衝(たいしょう)だ。
「最初、押さえるとすごく痛かった」初診時のチェックでは、このストレス系のツボからサインが発信されていた。
以来Mさんはお灸を太衝にもしている。 それが最近、「あれ?ここ、うん?みたいな感じ」と笑う。押してみてもあまり痛くないので、ツボの位置が正しいのか?と思ってしまうとか。
「あのときはやっぱ、すごかったんだと思う。体も」、と。それが今では、「全然、体調が違う」。
のんびりほんわかな話し方は、どこか寺小屋お産塾風。こちらまで和んでしまう。

149号 1月14日(日)
元気な男の子が生まれました
2007年の診療初日、郵便屋さんが「郵便でーす」と年賀状を届けてくれた。
イノシシの家族三匹が雪だるまの横に並んでいる。紺のダッフルコートに真っ赤な手袋と長靴は、みんなのおそろい。
Hさんがほほえましい年賀状で、年末の出産を報告してくれた。
『おかげさまで3480gの元気な男の子が生まれました。先生、ありがとうございました。 赤ちゃんが大きくて大変でしたが、助産師さんに言わせると私のお産は”安産”だったそうです。 貼るハリ、三陰交にしてました!!』
Hさんとは今日まで、2年あまりの時間をいっしょに歩ませてもらった。
そして、こんなうれしい報告をもらうときが、鍼灸師をしていてほんとうに良かったと思う瞬間だ。

週刊ひとこと  2007年版

連載 心からうれしい患者さんのひとこと
発行日 たぶん毎週日曜日ごろ  ひとことの場所 のざき鍼灸院の治療室
創刊日:2004年1月11日